FUTURAで変わった! トリログ(トリニティブログ)の「あわせて読みたい」
目次
FUTURA開発のきっかけ – トリログに「あわせて読みたい」をつけたい
トリニティのWebサイトで利用しているCMSをWordPressに変更してから、ブログの各記事に「あわせて読みたい」=関連記事表示を追加したいと遅ればせながら考えていました。
そこで、関連記事表示ができるといういくつかの代表的なプラグインを開発環境にインストールし、その結果を検証することにしました。
既存のプラグインでは手動での関連づけ作業が必要?
これが、その時のキャプチャです。左の助成金に関しての記事に対して、関連記事の一番目に同じく助成金に関する記事が表示されています。
正しい結果表示といえるのですが、実は、この記事と一番目の関連記事には私が「助成金」というタグを設定しており、このタグで紐づけられ表示できているだけなのです。作成者が意図的にタグやカテゴリーで記事双方を一致させ、関連表示させる必要があるというわけです。
人が自然に判断するような提案ができない
こちらも同じプラグインを使った別の記事です。この韓国に関する記事では、他にも「韓国」という単語が入った記事がサイト内に複数存在するにもかかわらず、関連記事一覧には表示されていません。同じタグやカテゴリーを設定していないからです。
しかし、どう見ても左の記事「社員研修のため、韓国へ」に一番関連が強いのはこれら2つの記事です。プラグインが関連記事として一番上に出している「平均年間休日日数と、トリニティの休日日数」が上記2つより関連性が高いとは考えられません。
トリニティの社員研修や韓国旅行に興味を引かれてこの記事を読んだ場合、次に読む記事として「韓国を感じて、チーム力アップ」や「韓国の車の話」をおすすめされた方が、「平均年間休日日数」の記事よりも読んでくれる可能性は高いと思います。
代表的といわれるプラグインは、海外製のせいか日本語の文章での単語を認識できないようで、関連表示させるには、タグ、もしくはカテゴリーで一致させる必要があります。単語の一致によって自動で判断はしてくれないのです。
そしてこちらは、ソフトバンクに関する記事です。カタカナで「ソフトバンク」と表記している記事もあれば、アルファベットで「SoftBank」と表記している記事もありますが、両者に同じ表記で「ソフトバンク」というタグをつけない限り、当然、関連表示はされません。
既存プラグインでの実現は難しい
このように、検証の結果、既存のプラグインでは「自分達が望む通りの関連記事表示を実現することは困難」という結論に至りました。そのため、特に力を入れたい記事ではHTMLで関連表示部分を作り、手動で1ページずつ追加したこともありました。しかし、こういったやり方では増え続ける記事に対応することができません。
また、トリログは私1人で担当していたため、新しい記事ができた際、関連性が高いのは過去のどの記事か判断できるのですが、それはおそらく珍しいケースではないかと思います。
通常は複数人で担当することが多いでしょうから、担当者ごとに当然知らない記事があり、記憶で過去の記事を関連づけることは不可能になります。
このように、「多くの記事があり、関連記事表示を使って回遊性を高めたいが精度に不満がある」「もっとラクに関連記事表示を管理したい」と考えている管理者や担当者は多いのではないでしょうか。
FUTURAで自動・高精度な関連記事表示を実現
そこで私達は、これらの問題を解決する新しいサービス「FUTURA」を作りました。
こちらがFUTURAの関連記事表示です。「トランプ大統領と為替相場」という記事に、為替レートについての記事と消費税についての記事が関連表示されています。
また、こちらの記事ではアルファベットで表記している「SoftBank」の記事に、カタカナで表記された「ソフトバンク」の記事が関連表示されています。これは、記事の内容がソフトバンクに関するものだという解析によって提案されています。
このように、FUTURAでは単なるテキストマッチやタグ・カテゴリーでの紐づけではなく、文脈解析によって関連記事が表示されていることがわかると思います。
同じような不満や悩みをお持ちのブログ・Webメディアサイト運営者の方はきっといると思います! ぜひFUTURAを試してみてくださいね。