FUTURAのデザインとブランディングは思い描いた通りに実現。

2021/9/24 金曜日|By Hossy

FUTURAブログにようこそ、こんにちは。どんなに良い機能を持っているプロダクトでも、デザインが優れていないとあんまり使いたくないトリニティ株式会社の星川です。

FUTURAの企画をしながら、ブランディングについて考えていました。FUTURAは基本的にWordPressのプラグインとして動作するシステムですから、それ自体が表に出て活躍するものではありません。また関連記事の表示やタグ付け、検索結果の表示についても、基本的には使ってくれるサイトのデザインに合わせられるような仕組みにしているので、それほど主張するデザインにするわけにはいきません。

ただ、FUTURAのロゴやウェブサイト、管理画面はそこまで大きなコンテンツはないですがそれでも最低限の上品なデザインには仕上げたいと考えていました。そこで思いついたのが、株式会社フォーユーの金田氏でした。

私が最初に金田氏のデザインに触れたのは、「LCD CLOCK」というiOSアプリでした。充電している間に時間やカレンダーを表示してくれるシンプルなアプリながらも、読みやすくどこかレトロなイメージのデザインで、カスタマイズもできる素晴らしいアプリでした。

実はトリニティ株式会社で企画しているNuAnsというブランドでも充電しながら時計を表示するというアプリをリリースしていました(色々あって、現在販売休止中)。こちらはアナログ時計で音楽再生機能もつけていたので少し路線が違いますが。

さて、さっそく金田氏にコンタクトをして見ると、ちょうど忙しい時期の合間だったようでタイミング良く引き受けてくださることになりました。

結果として、FUTURAのロゴやウェブサイトのデザインを含めて、FUTURAのクリエイティブディレクターとして総監修していただきました。想定していた通り、シンプルながらも存在は際立つデザインで、そして上品であるというコンセプト通りのブランディングを築き上げることができました。

フォーユー金田氏に聞く、FUTURAデザイン。

今回、このブログ記事を作成するにあたり、Q&A形式で金田氏に色々とお伺いしましたので、下記をご覧ください。

uuuu(フォーユー)でのこれまでの活動を教えてください。

アプリのUI/UXデザイン、Webデザイン、ロゴデザイン、ノベルティグッズ制作、印刷物のデザインなど、グラフィックデザイン全般をやらせていただいています。弊社はクライアントの事業や業務、商材などの特徴や、目指す目標などを詳細にヒアリングしてからデザイン設計を行います。デザインはすべてに意味や目的を定めて制作しており、目標の達成をサポートする総合的なデザイン制作やディレクションを得意としています。

FUTURAのデザインを依頼されるに当たって、なぜ引き受けようと思いましたか。

トリニティ社とは初めてのお仕事でしたが、星川さんとはこの仕事以前から面識がありましたし、トリニティ社のプロダクトやブランディングのデザインクオリティが高いことはデザイナーとして知っていました。このプロジェクトも大変興味深く、全てのデザインディレクションを任せていただけるということで、やりがいとワクワク感を抱き、即決でお引き受けすることを決めました。

FUTURAのロゴ、カラーなどについて、デザインとして意識したところはどこにありますか。

このロゴは、FUTURAの頭文字をモチーフとし、そのFが回遊しているデザインです。四方に広がるラインは興味の広がりを表現しており、サイト内での記事から記事への繋がりも表しています。これは、このプラグインの特徴でもある「記事の文脈を解析することで高精度な関連記事マッチングを実現しサイト内の回遊率をアップし、PV向上につなげる」というコンセプトを端的に表現したものです。また中央に見える「X」は未知数と、未来を意味し、文脈解析によるマッチングの限りない可能性をも表しています。カラーに関しては、信頼性・安心感が感じられ、知的で未来的な色を意識しています。

ウェブサイトについて何かコンセプトはありますか。

シンプルでわかりやすいこと。これを最重要なことと捉えデザインしました。
WordPressのプラグインという目に見えない商材を表現するために、トップデザインにはプラグインの機能を端的にイメージしたキービジュアルをデザインしました。

今取り組んでいるプロジェクトで紹介できるものはありますか。

Printio(プリンティオ)という在庫を持たないプリントサービスを展開するプロジェクトに参加し、デザインディレクションを担当させてもらっています。様々なプリント工場を繋ぎ、様々なアイテムでオリジナルデザインのグッズが誰にでも簡単に小ロットから制作できるようになります。トリニティさんとも将来的にコラボできたらいいなあと思っています。

FUTURAロゴの作り方

  1. ヒアリングさせていただいた内容を元に手描きでスケッチを描いていきます。1日でやらず数日に分けて描きます。ぺんてるのサインペンと決めています!
  1. 手書きスケッチから、よりコンセプトにあったデザインをスクリーニングし3案を描き起こしご提案します。
  1. 選ばれた1案で、カラーおよび組み合わせのフォントをご提案します。

  1. 最終案が決まった後、精緻化という作業を行います。これはグリッドに沿わせ細部までこだわり、形を研ぎ澄ます作業になります。
  1. ロゴを正しく使用し運用していただくため、デザインマニュアルというロゴの使い方をまとめた説明書をお作りします。

FUTURAのブランディングが良いなと思われたら。

株式会社フォーユーでもロゴ制作のプロセスとして FUTURAを例に挙げて紹介していますので、ご覧いただくとロゴやブランディング制作のプロセスわかるようになっています。ロゴやブランディングを依頼したいという方は下記のページをご覧ください。きっと素敵なデザインを作ってくれますよ。